直下型地震対策(4.5 その他)

誘発地震 人為的な原因によって引き起こされる地震。 大質量の移動による誘発 超高層建築物・ダムの建設、地面の掘削・造成、石炭・石油や天然ガスなどの採掘が地下構造を変え、地震を誘発することがある。また、ダムの貯水でも地下の岩盤における間隙水圧・応力が変化して地震を誘発することがある。 1940年には、アメリカのフーバーダム付近でM5の地震が発生した。また、インド・マハラシュトラ州西部のコイナダム付近では、1962年の貯水開始後から地鳴りと小さな地震が発生し、1967年12月10日にはM6.3の地震が起こり180人が死亡、およそ2000人が負傷した。同時期にはダムは最高水位に達しており、貯まった水の水圧によって誘発されたものだとされている[10]。 電流による誘発 地中に電流を流すことで地震が誘発されると言う実験結果がある。ソビエト連邦がキルギスの天山山脈で、2.8kAの電流を百回以上地下に流し込む実験を行ったところ、約2日後から地震が増え、数日のうちに収まるという現象が起こった[11]。 流体注入による誘発 水分やガスといった流体が地中に注入されることで地震が誘発されることがある。なお、自然界でも同様の現象が発生している(後述)。 ロッキー山脈のアメリカ軍の兵器工場で、1962年3月から深さ3670メートルの地下に放射性の廃水を廃棄し始めたところ、1882年以来80年間も地震が全くなかった場所に地震が発生し始めた。注入量や圧力に比例するように地震の数が増減した[12]。また、2007年12月にスイスのバーゼルで地熱発電に利用する蒸気を発生させるために地下5000メートルの花崗岩層に熱水を注入したところ、最大M3.4の地震が2度発生した。この地域では以前から有感地震が発生していた[13]。同様に、鉱山内のガス流体による地震の誘発作用も示唆されている[14]。また、シェールガス採掘のために地中に注入された水が引き金となった事が報告されている[15]。 地震以外の発振現象 地震とは異なり、断層のずれを伴わずに地表に揺れを引き起こす発振現象。 氷震 氷河の運動によって、自然地震に似た発振現象(氷震)が発生している[16]。 人工震源 詳細は「人工地震」を参照 主に爆弾の爆発などがある。土木工事などに使われる発破は地震波を発生させるが、「P波に比べてS波が小さい」、「表面波が卓越する」、「すべての観測点で押し波となる」などの特徴があり、自然地震との判別は可能である。核爆発によるものは、代表的な人工震源のひとつである。


*wikipediaより参照

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