直下型地震対策(8.2 地震の周期性)

プレートや地表の動きが数百年程度の間、長期的に見て一定であれば、それぞれのプレートの境界や断層で起こる地震は一定の周期で起こると考えられており、歪みの蓄積と解放というサイクルを繰り返す。実際に、プレートの境界で起こる南海地震、東南海地震、東海地震、宮城県沖地震などでは周期性があるとされているほか、北アナトリア断層の諸地震などでも周期性が確認されている。
周期性のある地震は、一般的に固有地震といい、現在のところマグニチュード4程度以上、再来周期数年以上の地震で発見されている。過去数十年の地震であれば観測記録から分かるが、古い地震については津波堆積物の分析をしたり、古い文献を参考にしたりして推定している。
プレートの境界においては50年〜300年程度(または1000年程度)、断層においては数百年〜数十万年と、地震の周期はそれぞれ異なる。そのため、周囲のプレートの境界や断層での歪みの影響を受け、それぞれのサイクルで、歪みのかかり具合が毎回異なり、地震の周期が多少ずれることも考えられる。このずれの推定は、現在の長期的地震予知における大きな課題の1つとなっている。
1つの周期をもって繰り返し起こる一連の地震の活動のなかには、大きく分けて、歪みの蓄積、前駆的地震活動、静穏化(空白域の形成もその一種)、前震、本震、余震などがある。このサイクルには規則性があると考えられており、観測によって現在どのような活動に当たる時期かを知ることで、地震予知に役立てようという動きがある。
専門家の中には、1995年の阪神大震災などを例として、「西日本(西南日本)は地震の"活動期"に入っているのではないか」と推測している者もいる。これは、過去の資料から西日本で周期的に発生している南海地震や東南海地震の前後で西日本の地震活動に変化があり、現在そのパターンのうち"活動期"にあるとするものである(西日本地震活動期説参照)。ただ、判断するための資料が少ないと指摘する声もあり、これを否定する専門家もいる。


*wikipediaより参照

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